米国内の「ウクライナ人」、民主主義の理想 票になるか
アメリカン・デモクラシー 新たな発火点
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4月中旬、故郷であるウクライナ西部の都市リビウがロシア軍のミサイル攻撃を受け、両親や兄弟の無事を確認するまで何度も電話をかけ続けた。米東部ペンシルベニア州フィラデルフィアの弁護士、イリナ・マズールさんは「個人的な意見を言えば、ウクライナの危機をめぐる米国の動きは遅すぎる」と話す。
ロシア革命、ナチス・ドイツによる占領、ソ連崩壊。激動のたびに米国に移り住む波が起き、米国のウクライナ系住民は100万...

アメリカでは2020年の大統領選挙を不正と信じる国民がなお3分の1に上ります。自由と人権を重んじるアメリカで揺らぐ民主主義(アメリカン・デモクラシー)について考えます。