「変化の縮図」テキサスを襲った大寒波の爪痕
ワシントン支局長 菅野幹雄
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米国の地図で東西のちょうど真ん中、最南端にどんと構えるテキサス州。冬でも半袖で過ごせるような温暖な地を、2月中旬にマイナス20度という猛烈な寒波が襲った。電力と水道という最重要のライフラインを随所で停止させ、少なくとも数十人規模の死者を出した異常気象は、社会の分断など米国が抱える様々な課題を映し出した。
広がる寒波の被害
「13年こちらに住んでいるが、今回のような寒さは初めて」。ダラスにある米サザ...
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いま大きく揺れ動く、世界経済。 自分か。自国か。世界か。このコラムでは、世界各地の記者が現地で起きる出来事を詳しく解説し、世界情勢の動向や見通しを追う。 今後を考えるために、世界の“いま”を読み解くコラム。
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