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メキシコ「元大統領裁くべきか」で国民投票 投票率7%

【メキシコシティ=宮本英威】メキシコで1日、過去の大統領を司法で裁く対象に含めることへの賛否を問う国民投票が行われた。ロペスオブラドール大統領は汚職撲滅を重要施策としており、国民投票は政治的な側面が強い。野党の勢いを一段とそぐことを狙ったが、投票率は7%程度にとどまり、政権の思惑通りの結果とはならなかった。

選管当局が1日夜に発表した見通しによると、投票率は7.07~7.74%となった。裁くべきだとの賛成票は89.36~96.28%で大半を占めた。与党支持者の投票が多かったとみられる。

左派のロペスオブラドール政権は、過去の政権による自由開放的な経済政策はメキシコに打撃を与え、外国企業との取引拡大が汚職の温床だと主張している。

メキシコではこれまで、慣習的に大統領経験者は罪を問われてこなかった。元大統領を裁くことを妨げる法的な根拠はないために、国民投票の実施には批判的な声も多い。20代の女性会社員は「現政権による宣伝色が強いため、投票にはいかない」と述べた。

ロペスオブラドール氏は当初、1988~2018年に大統領を務めた5人(サリナス、セディジョ、フォックス、カルデロン、ペニャニエトの各氏)について、具体名を入れて司法で裁く是非を問いたい考えだった。最高裁判所の判断で、実際の質問内容には具体名は含まれなかった。

フォックス元大統領(2000~06年)はツイッターへの投稿で「茶番劇には参加すべきではない」と、投票への棄権を呼びかけていた。

国民投票の実施は20年9月にロペスオブラドール大統領が提案し、同年10月に与党連合が多数を占める議会で承認されていた。

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