Airbnbの7~9月、純利益46%増 海外旅行が回復 - 日本経済新聞
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Airbnbの7~9月、純利益46%増 海外旅行が回復

【シリコンバレー=奥平和行】民泊仲介大手の米エアビーアンドビーが1日に発表した2022年7~9月期決算は、売上高が前年同期比29%増の28億8441万ドル(約4270億円)、純利益が46%増の12億1428万ドルだった。ドル高が収益の重荷になったが海外旅行が回復する追い風を受け、売上高、純利益ともに四半期として過去最高を更新した。

1株利益は1.79ドル(前年同期は1.22ドル)だった。7~9月期の売上高と1株利益は市場予想を上回る一方、10~12月期の売上高の見通しが予想に届かず、1日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値より7%超下落した。

7~9月期の宿泊などの予約は前年同期よりも25%多い9970万件だった。長期滞在をはじめとする新型コロナウイルスの流行に伴い広がった使い方が続く一方、海外旅行や都市部での滞在などが回復して収益を押し上げた。海外旅行の予約は58%増え、都市部も27%多い水準だった。

10~12月期の売上高は18億~18億8000万ドル(前年同期は15億3219万ドル)との見通しを示し、中央値は市場予想の18億5000万ドルに届かなかった。1日の決算説明会でデイブ・スティーブンソン最高財務責任者(CFO)は成長率が鈍化する理由について、「前年同期がデルタ型とオミクロン型の流行の端境期に当たり、水準が高かった」と説明した。

ドル高や景気減速といった経済環境の変化が旅行需要に影響を及ぼすとの見方が出ているが、ブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO)は「当社の提供する宿泊施設の価格帯は幅広く、変化への耐性が高い」と述べた。また、景気悪化により、「ホストとして自宅を貸し出そうとする人が増える」と述べ、宿泊施設の供給増につながるとの見方を示した。

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