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3月の米製造業景況感、3.9ポイント上昇 37年ぶり高水準

米メリーランド州のビール工場(2021年3月)=AP

【ワシントン=長沼亜紀】米サプライマネジメント協会(ISM)が1日発表した3月の米製造業景況感指数は64.7で前月から3.9ポイント上昇した。2カ月連続の上昇で、1983年12月以来37年3カ月ぶりの高水準となり、製造業が極めて活況であることを示した。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(61.7程度)も上回った。

5つの指数構成項目すべてが上昇した。「新規受注」は68.0で3.2ポイント、「生産」も68.1で4.9ポイントそれぞれ上昇し、いずれも2004年1月以来の高水準となった。新型コロナウイルスワクチンの普及などによる経済再開に加え、バイデン政権の追加景気対策を受けて景気見通しが大きく上向き、国内需要は極めて力強い。

雇用も59.6で5.2ポイント上昇と大きく上向いた。規模の大きい6産業のうち5つが雇用を増やした。ISMは、新規受注が高水準で在庫が少なく受注残が増していることから、今後3カ月は雇用の強さが続くとの見方を示した。

入荷遅延は76.6で4.6ポイント上昇し、1974年4月以来46年11カ月ぶりの高さとなった。部品・材料の不足や、製品輸送の遅れが深刻さを増している。

ISMは「重要で基本的な材料の不足、商品価格の上昇、輸送面の問題が製造業全般に影響している」と指摘。さらに部品不足による一時工場閉鎖や、欠勤、人材確保の難しさが生産拡大の支障になっているとした。

回答企業からは「テキサス州での寒波で、供給網に甚大な打撃を受けた。材料は配給か入手不能になっている」(プラスチック・ゴム製品)、「慢性的な輸送と労働力の問題に直面して供給業者は需要と生産能力の管理に苦戦しており、当面終わりが見えない」(機械)など、需要に供給が追いつかない状況を伝える声が目立った。

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