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米民主、「反トランプ」の共和議員起用 議会占拠調査委

【ワシントン=永沢毅】米民主党のペロシ下院議長は1日、1月に発生した米連邦議会議事堂の占拠事件を調査する特別委員会のメンバーに共和党のリズ・チェイニー下院議員を起用すると表明した。トランプ前大統領と激しく対立しているチェイニー氏を取り込み、2022年秋の中間選挙をにらんで共和党に揺さぶりをかける。

下院に設ける特別委は13人の下院議員でつくる。ペロシ氏は記者会見で「チェイニー氏が参加に同意してくれたのは誇らしい」と語った。民主は当初、超党派の独立調査委の設置をめざしたが、共和党が上院で設置法案の採決入りを阻んだ。このため、代替策として下院に特別委を設置する決議案を民主党などの賛成多数で可決した。

共和党の下院トップ、マッカーシー院内総務はペロシ氏からの打診を受けないよう所属議員に警告していた。共和党は13人のうち5人を選ぶ権限があるが、マッカーシー氏は選任するかどうかを明らかにしていない。ペロシ氏はトランプ氏支持者が加わった占拠事件での同氏の責任を追及しようとしているためだ。

チェイニー氏は1月にトランプ氏の弾劾決議に賛成し、その後も同氏への批判を繰り広げたことから共和党の下院ナンバー3の座を5月に追われた。中間選挙でも地元の選挙区でトランプ氏支持を打ち出すライバルに苦戦を強いられる可能性があり、共和党候補にとどまれるか見通せない。

ペロシ氏はチェイニー氏の協力を得たことで形式上は超党派色を打ち出せるうえ、共和党の内部対立をあおるメリットは大きい。中間選挙で反トランプ派の共和支持者を民主党にひき付けられるためだ。

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