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米メルクのコロナ飲み薬、入院・死亡リスク「5割減」

(更新)

【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手メルクは1日、開発する新型コロナウイルスの飲み薬について、臨床試験(治験)で入院と死亡のリスクを50%減少させることが確認されたと発表した。今後、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する見通し。

米新興リッジバック・バイオセラピューティクスと共同開発する経口薬「モルヌピラビル」について、最終段階の治験の中間分析を公表した。治験対象となったのは重症化リスクのある軽度から中程度の新型コロナ感染者で、775人が参加した。

治験参加者のおよそ半分にモルヌピラビル、半分にプラセボ(偽薬)を12時間おきに5日間投与した。入院または死亡した人の割合は、プラセボを投与したグループは14.1%だったのに対して、モルヌピラビルを投与したグループは7.3%で、死者はいなかった。

メルクはFDAに緊急使用許可を「できるだけ早く申請する」としており、世界の規制当局への申請も進める。モルヌピラビルの供給量は2021年末までに1000万回分となる見通し。米政府とは6月、FDAに承認された場合に170万回分を供給する契約を締結している。

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