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テスラ、7~9月の世界販売73%増 半導体不足も最多更新

【シリコンバレー=白石武志】米テスラが2日発表した2021年7~9月の世界販売台数は前年同期比73%増の24万1300台だった。事前の市場予想(22万1000台前後)を上回り、四半期ベースで過去最多を更新した。世界的な半導体不足の影響はあったものの、代替品を確保するなどしてしのいだもようだ。ライバルの多くが減産を強いられるなか、独走傾向を強めている。

車種別の販売台数は主力小型車の「モデル3」と小型の多目的スポーツ車(SUV)「モデルY」が合わせて87%増の23万2025台となり、全体の96%を占めた。高級セダン「モデルS」と高級SUV「モデルX」は計9275台と39%減った。

7~9月の生産台数は64%増の23万7823台だった。テスラはこれまで欠品中の半導体についてはソフトウエアを書き換えて代替品に置き換えていると説明している。自動車大手に比べると生産車種や台数は少なく、影響は限定的だったとみられる。

北米の自動車産業における半導体不足は5月ごろに一時緩和されたが、東南アジアで新型コロナウイルスの感染が拡大した8月以降、調達難が再び深刻化している。マレーシアで半導体関連工場が感染対策のために操業を停止したのが主な要因で、米ゼネラル・モーターズ(GM)の7~9月の米国販売台数は33%減の約44万台に落ち込んだ。

長引く半導体不足はこれまで比較的堅調だったテスラにも影響している。2日付の発表資料の中で同社は「世界的なサプライチェーン(供給網)と物流の課題に取り組んでいる」と認めた。「顧客の忍耐に感謝する」とも述べ、一部で納車遅延が発生していることを示唆した。

テスラの2日付の発表資料は情報発信地を従来の「カリフォルニア州パロアルト」から「テキサス州オースティン」に変更した。最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏は20年に自らの生活の拠点をカリフォルニア州からテキサス州に移したと表明しており、同社の活動の中心地が今後、テキサスに移る可能性がある。

マスク氏は20年にカリフォルニア州内の工場が新型コロナの影響で一時閉鎖を余儀なくされた際に、本社を州外に移転すると主張して地元自治体に操業再開を認めさせた経緯がある。同社のウェブサイト上では現在も本社所在地をパロアルトとしているが、10月7日の年次株主総会はオースティン近郊で建設中の新たな電気自動車(EV)の工場で開く予定となっている。

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