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エクソンとシェブロン、経営統合を昨年検討 米紙報道

【ニューヨーク=中山修志】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は31日、米石油メジャーのエクソンモービルとシェブロンが2020年に経営統合を検討していたと報じた。交渉は合意に至らず既に打ち切られたが、統合案が再浮上する可能性もあるという。

同紙によると、新型コロナウイルスの感染被害が広がった昨春以降、両社の最高経営責任者(CEO)が統合について協議した。経済活動の停滞により世界のエネルギー需要が減少し、米原油先物指標のWTIが20年4月に史上初のマイナス値をつけるなど業況が悪化していた。

交渉はまとまらなかったものの、実現すれば時価総額の単純合算で3500億ドル(約36兆円)を超え、世界最大級の企業統合となる可能性があった。石油・天然ガスの生産は日量約700万バレルと、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコに次ぐ規模になっていた。

ESG(環境・社会・企業統治)の流れや、環境保護を重視するバイデン米政権の発足により、石油・天然ガス業界には規制強化や投資引き揚げの圧力がかかっている。関係者によると、業界への逆風が強まるなかで両社が統合交渉を再開する可能性がある一方、米国やその他地域で独占禁止法に抵触する懸念もある。

シェブロンのマイケル・ワースCEOは、20年12月期の55億ドルの最終赤字を発表した1月29日の決算会見で、「再編により石油業界の効率が高まる可能性がある」と述べた。2月2日に決算発表するエクソンのダレン・ウッズCEOが、シェブロンとの交渉について言及するかも注目される。

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