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コロンビア、次期財務相にオカンポ氏 金融市場で信頼

【サンパウロ=宮本英威】南米コロンビアのペトロ次期大統領は6月30日、8月に発足する新政権でホセアントニオ・オカンポ氏を財務・公債相に起用する意向を示した。過去にも閣僚を務めた国際経験豊かなエコノミストで、2012年には世界銀行の総裁選に立候補した。左派のペトロ氏による閉鎖的な経済政策への警戒があるなかで、金融市場では歓迎する声が目立つ。

ペトロ氏は選挙戦で貧富の格差是正を重視し、石油探査の停止や自由貿易協定(FTA)の見直しを主張してきた。この日のツイッターへの投稿でオカンポ氏の就任を明らかにして「生産的な経済をつくっていく」と書き込んだ。

オカンポ氏の就任は「金融市場の参加者から歓迎されるだろう」(米シティグループ)との見方が目立つ。コロンビアの有力経済団体、全国産業協会(ANDI)のブルス・マクマスタ会長は「疑いなく良い合図だ。コロンビア経済に知見がある信頼できる人物だ」との声明を公表した。

オカンポ氏は1976年に米エール大で博士号を取得した。コロンビアでは93~94年に農業・地方開発相、96~97年には財務・公債相を務めた。国際機関での勤務経験も豊富で、2003~07年には国連事務次長(経済社会局担当)だった。

12年には米ダートマス大学長だったジム・ヨン・キム氏が選ばれた世銀総裁選に立候補して、途中で撤退した。現在は米コロンビア大教授を務めている。今回の大統領選では当初、1回目投票で敗退した中道左派のセルヒオ・ファハルド元メデジン市長の陣営を手伝っていた。

オカンポ氏は20年にコロンビア紙レプブリカの取材に「石油資源に依存しているため、輸出の多様化が必要だ」と述べていた。環境問題を重視するペトロ次期政権で、脱炭素への道筋を探る可能性もありそうだ。

オカンポ氏は6月19日の大統領選後にツイッターでペトロ氏の勝利を祝福していた。「選挙戦の過程などで明らかになった社会、地域の深い分断の克服が不可欠だ」と投稿した。

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