米ノンバンク、住宅市場縮小で苦境 資金繰り不安も
点検金融システム第2部 市場に浮かぶ亀裂㊦
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2008年、米住宅ローン市場は世界的な金融危機の震源地となった。金融危機後に信用度の低い「サブプライム」層向けローンの比率は急低下し、足元でも増えていない。債権の質は高まったようにみえるが、市場に潜む新たな脆弱性が指摘されている。ローン組成の7割を担うノンバンクの存在だ。
6月24日、米南部テキサス州の住宅ローン会社ファースト・ギャランティ・モーゲージ(FGMC)は全従業員の8割にあたる約470...
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