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米サイバー攻撃、マイクロソフトで「コード閲覧の形跡」

【シリコンバレー=佐藤浩実】米政府機関や企業が大規模なサイバー攻撃を受けた問題で、米マイクロソフトは2020年12月31日、ソフトウエアの設計情報にあたるソースコードがハッカーによって閲覧されたと明らかにした。同社の製品や顧客データにアクセスされたり、同社のシステムが他者への攻撃に使われたりした形跡はないという。年明け以降、米企業などによる被害状況の公表が広がる可能性がある。

今回の大規模攻撃は米ソーラーウインズ社のネットワーク管理ソフトの脆弱性を突いたもの。ハッカーは同社の顧客である政府機関や企業のシステムへの侵入を試みており、ロシアの関与が指摘されている。内部調査を進めていたマイクロソフトは31日の声明で「少数の社内アカウントの異常を検出した」とし、このうち1つが「ソースコードを見るために使われていた」と言う。

このアカウントにコードを書き換える権限はなく、実際に「変更は確認されなかった」としている。マイクロソフトは社内でソースコードを広く見られるようにしており、「製品の安全性はソースコードの機密性に依存せず、コードの閲覧はリスク上昇に結びつかない」と説明した。

マイクロソフトは12月に入り、内部調査の進ちょくを複数回公表している。同社が提供している製品・サービスや顧客データへの攻撃については、従来と同様に「アクセスされた形跡は見つかっていない」としている。同社のシステムが他者の攻撃に使われた痕跡もないという。

ソーラーウインズのネットワーク管理ソフトは幅広く使われており、大規模攻撃の対象は政府機関から企業まで及んでいる。12月下旬には米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが米シスコシステムズや米インテルも攻撃対象になっていたと報じた。内部調査を進めている企業は多く、今後、被害に関する報告が増える可能性もある。

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