NYダウ反落で始まる マイクロソフトの下げが波及
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【NQNニューヨーク=川内資子】25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落して始まり、午前9時35分現在は前日比236ドル69セント安の3万3497ドル27セントで推移している。前日夕に四半期決算と併せて発表した業績見通しが市場予想に届かなかったソフトウエアのマイクロソフトが下落し、ハイテク株全般に売りが広がった。
マイクロソフトは2022年10〜12月期決算で1株利益が市場予想を上回った。一方、決算説明会で公表した23年1〜3月期の売上高見通しが市場予想に届かなかった。景気減速による企業の支出減で収益が伸び悩むとの懸念から、株価は4%下げている。このところ業績期待から買われていたハイテク株全般に売りが波及し、顧客情報管理(CRM)のセールスフォースやスマートフォンのアップルが安い。
朝方発表の決算で売上高が市場予想を下回った航空機のボーイングも売られた。機械のハネウェル・インターナショナルなど景気敏感株のほか、映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連株も下げている。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落して始まった。
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