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NYダウ反発572ドル高 雇用統計で景気回復期待強まる

【NQNニューヨーク=戸部実華】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発し、前日比572ドル16セント(1.9%)高の3万1496ドル30セントで終えた。取引開始前に発表された2月の米雇用統計で雇用者数が市場予想を上回って増え、米労働市況が改善しているとの見方が広がった。ただ、米長期金利の上昇が高PER(株価収益率)株の重荷となり、午前中にダウ平均は150ドルあまり下げる場面もあり、値動きは荒かった。

雇用統計では景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比37万9000人増と、市場予想(21万人増)以上に増えた。市場が横ばい(6.3%)を見込んでいた失業率は6.2%と小幅に低下した。行動規制の緩和でレジャー・接客業を中心に就業者が増えた。市場では「ワクチン普及や追加経済対策が後押しし、年後半には一段の強い雇用回復を見込む」(CIBCキャピタル・マーケッツ)との見方があった。

景気敏感株が買われ、建機のキャタピラーやクレジットカードのアメリカン・エキスプレス、化学のダウが上昇した。米原油先物相場が一時ほぼ2年ぶりの高値を付け、石油のシェブロンが4%高。前日まで下げが続いた半導体のインテルと、アナリストが投資判断を引き上げたネットワーク機器のシスコシステムズもともに4%上昇した。

米長期金利は雇用統計の発表直後に前日比0.06%高い1.62%と昨年2月以来の高水準を付けたが、その後は1.5%台半ばに低下した。金利低下でハイテク株の一角に次第に押し目買いが入った。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムは3%高、スマートフォンのアップルは1%高で終えた。

午前に長期金利が上昇した際は株には売り圧力が強まった。長期金利の上昇がハイテク株など高PER銘柄の重荷となり、ダウ平均は下げ幅を157ドルに広げる場面もあった。日中の高値と安値の差である日中値幅は813ドルに達し、相場の不安定さも感じさせた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も4日ぶりに反発し、前日比196.676ポイント(1.5%)高の1万2920.148で終えた。検索サイトのアルファベットや交流サイトのフェイスブックは3%高となった。ナスダック指数も午前中は前日比2.6%安となる場面があったが、長期金利の低下に伴って切り返した。

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