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NYダウ反発203ドル高、最高値更新 雇用統計を好感

(更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比203ドル72セント(0.6%)高の3万6327ドル95セントと2日ぶりに過去最高値を更新した。朝方に発表された10月の米雇用統計で雇用者数の増加幅などが市場予想を上回った。米景気の回復期待の高まりに伴う買いが景気敏感株を中心に入った。

ダウ平均は週間で508ドル(1.4%)高となり、5週連続で上昇した。5週連続は2019年2月にかけての9週連続以来の長さとなる。

雇用統計では景気動向を映す非農業部門の雇用者数が前月比53万1000人増と市場予想(45万人増)を上回り、上方修正された9月実績(31万2000人増)からさらに拡大した。外食や宿泊などサービス業を中心に回復した。失業率は9月の4.8%から4.6%に低下し、市場予想(4.7%)も下回った。新型コロナウイルスの(感染力の強い)デルタ型やサプライチェーン(供給網)の混乱など、「雇用市場への逆風が和らぎつつあることを示唆した内容だった」(ウェルズ・ファーゴ)。

経済活動の一段の正常化期待も相場を押し上げた。製薬大手のファイザーは5日、開発中の新型コロナウイルス向け飲み薬の投与により入院や死亡するリスクを約9割減らせたとの臨床試験(治験)データを公表した。早ければ年内にも米国で投与が始まる可能性があり、年明け以降の個人消費の活発化への期待が高まった。

米債券市場では長期金利が一時、1.43%と前日終値(1.52%)から大きく低下した。米連邦準備理事会(FRB)など世界の主要な中央銀行では緩和的な金融政策を続けるとの見方の強まりが背景にある。長期金利が下がると買われやすい高PER(株価収益率)のハイテク株の一角には買いが集まった。

航空機のボーイングや建機のキャタピラーなど景気敏感株が上昇した。クレジットカードのビザや映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連株の上昇が目立った。一方、製薬のメルクは大幅に下落した。ファイザーの発表を受け、開発中のコロナ治療の飲み薬の競争激化懸念が高まった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は10日続伸した。前日比31.280ポイント(0.2%)高の1万5971.588で終え、連日で最高値を更新した。19年12月に11日続伸して以来の連続上昇記録となる。検索サイトのアルファベットが上場来高値を更新した。株価は一時、節目の3000ドルを上回った。ネット通販のアマゾン・ドット・コムや交流サイトのメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)も買われた。

多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は7日続伸した。前日比17.47ポイント(0.4%)高の4697.53で終え、連日で過去最高値を更新した。

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