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NYダウ続伸229ドル高 金融緩和の長期化観測強まる

(更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比229ドル23セント(0.7%)高の3万4777ドル76セントで終えた。3日連続で過去最高値を更新した。朝方発表の4月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回った。米景気への楽観が後退した半面、米連邦準備理事会(FRB)による金融緩和の長期化観測が強まり、買いが優勢になった。

雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比26万6000人増と、市場予想(100万人増)を大きく下回った。失業率は0.2ポイント低下を見込んだ市場予想に反して0.1ポイント上昇の6.1%だった。景気回復の加速で市場では量的緩和の縮小が意識されていたが「FRBが政策変更に慎重な姿勢を強める内容だった」(スタイフェル・ニコラス)と受け止められた。

量的緩和の縮小が遠のくとの観測から、米長期金利は朝方に1.47%と2カ月ぶりの低水準を付けた。長期金利低下でハイテクなど高PER(株価収益率)株の相対的な割高感が薄れ、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルが買われた。

弱い雇用統計を受けて景気敏感株には売りが先行したが、次第に買い直された。経済活動の再開に伴って「雇用の回復基調は今後も続く」(ナショナル・ホールディングスのアート・ホーガン氏)と景気見通しは大きくは変わらなかった。航空機のボーイングや建機のキャタピラーが高い。スポーツ用品のナイキやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど消費関連も上げた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比119.395ポイント(0.9%)高の1万3752.237で終えた。動画配信のネットフリックスや検索サイトのアルファベットが買われた。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)など半導体関連株も高い。

多くの機関投資家が運用の参考とするS&P500種株価指数は3日続伸し、前日比30.98ポイント(0.7%)高の4232.60とほぼ1週間ぶりに過去最高値で終えた。

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