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NYダウ続落106ドル安 卸売物価上昇で利上げ警戒強まる

(更新)

【NQNニューヨーク=戸部実華】14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比106ドル77セント(0.3%)安の3万5544ドル18セントで終えた。11月の米卸売物価指数(PPI)の上昇率が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ前倒し観測が広がり、ハイテク株を中心に売りを促した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を15日に控え、押し目買いの動きも限られた。

PPIは前年同月比9.6%上昇と比較可能な2010年11月以降で最大の伸びとなった。前月比でも0.8%上昇と10月(0.6%上昇)から伸びが加速し、市場予想(0.5%上昇)も上回った。市場では「テーパリング(量的緩和の縮小)の加速を促す内容だ」(ウィンダム・ファイナンシャル・サービスのポール・メンデルソーン氏)との声が聞かれた。

PPIを受け、米長期金利は前日終値(1.41%)を上回って推移した。長期金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株が売られ、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが4%安、ソフトウエアのマイクロソフトが3%安となった。2銘柄でダウ平均を140ドルほど押し下げた。

ハイテク株以外では機械のハネウェル・インターナショナルや航空機のボーイングといった景気敏感株の一角も売られた。スポーツ用品のナイキや映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連株も安い。ダウ平均の下げ幅は一時200ドルを超えた。

FOMCではテーパリングの加速を決める公算が大きい。参加者の政策金利見通し(ドットチャート)で来年以降の利上げ回数の予想が引き上げられる可能性も高い。パウエルFRB議長の記者会見とともに内容を見極めたい雰囲気が強く、買いは手控えられた。

その中で長期金利の上昇を受け、金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが買われた。製薬のメルクやバイオ製薬のアムジェンといったヘルスケア株も高い。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も続落し、前日比175.642ポイント(1.1%)安の1万5237.640で終えた。主力株が軒並み下げた。アナリストが投資判断を引き下げたソフトのアドビは7%安と下げが目立った。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の保有株の追加売却が明らかになった電気自動車のテスラは続落した。

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