/

NYダウ320ドル安 変異型に警戒、景気敏感株に売り

(更新)

【NQNニューヨーク=張間正義】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前週末比320ドル04セント(0.9%)安の3万5650ドル95セントで終えた。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大への警戒感から景気敏感株を中心に売りが優勢だった。15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に、過去最高値圏で推移する米株には利益確定売りも出やすかった。

オミクロン型の感染が拡大する英国で13日、感染者の死亡が確認された。米国でも感染者が再び増加しており、行動制限などによる景気への影響が懸念された。航空旅客数が減り、航空機の受注にも響くとの見方からボーイングが4%下落した。工業製品・事務用品のスリーエム(3M)や化学のダウ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど景気敏感株が幅広く売られた。

ダウ平均の構成銘柄以外では空運のアメリカン航空やクルーズ船のカーニバルなど旅行・レジャー株の下げが目立った。

FOMCではテーパリング(量的緩和の縮小)の加速が決定される見通し。テーパリング終了後に予想される利上げの開始時期やペースをどうみているのか確認したい投資家が多く、積極的な買いは見送られた。

一方、ディフェンシブ株には資金が流入した。アナリストが投資判断を引き上げた飲料のコカ・コーラが3%高。日用品・医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソンや製薬のメルクも上昇し、ダウ平均を下支えした。ダウ平均の構成銘柄以外では、新型コロナのワクチン需要拡大観測から製薬のファイザーが5%高で終えた。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前週末比217.319ポイント(1.4%)安の1万5413.282で終えた。スマートフォンのアップルは朝方に上場来高値を更新したが、その後は売りに押された。電気自動車のテスラと半導体のエヌビディアが大幅安となった。

17日は日本でのメジャーSQ(特別清算指数)に当たる「クアドルプル・ウィッチング」の実施日に当たる。オプションのコール(買う権利)の建玉(未決済残高)が多い一部ハイテク株は「持ち高整理の動きが下落につながっている可能性がある」(インガルズ・アンド・スナイダーのティム・グリスキー氏)との見方もあった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン