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NYダウ急反発、586ドル高 不安定な相場予想の声多く

(更新)

【ニューヨーク=後藤達也】21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は先週末比586ドル高の3万3876ドルと急反発した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ前倒し観測で前週のダウ平均は週間で今年最大の下げ幅となった。ただ、前週の売りは過剰反応との見方が出たうえ、米景気への期待も根強く、幅広い銘柄に買いが入った。米金融政策への思惑は交錯しており、不安定な相場が続きやすいとの声も多い。

21日はアップルやマイクロソフトなどIT(情報技術)株のほか、金融やエネルギーなど幅広い銘柄が上昇した。ダウの上昇幅(586ドル)は3月1日以来の大きさで、18日の下落幅(533ドル)も埋め合わせた。

16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、2022年にFRBが利上げを始めるとの見方が広がり、株価は不安定となっている。ただ、18日の株安は「買い注文が少ない中で、持ち高調整の売りが連鎖し、値動きが大きくなった」(株式トレーダー)との声も多い。米経済が減速するとの見方は少なく、下値では買いが優勢となった。

景気見通しを映す原油や銅の価格も上昇した。21日のニューヨーク市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は先週末比2.02ドル高の1バレル73.66ドルに上昇し、18年10月以来の高値を付けた。

金融市場は22年後半の米利上げ再開のほか、21年末から22年はじめごろにFRBが資産購入を減額する可能性を意識している。ただ、経済情勢はなお不透明で、金融政策の見方も交錯している。

22日にはパウエルFRB議長の議会証言が控えるほか、FRB高官の講演が今後相次ぐ。アリアンツ・グローバル・インベスターズのモナ・マハジャン氏は「長期金利は比較的低い水準を保つ可能性が高いが、株価は当面値動きの荒い状況が続きやすい」とみていた。

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