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NYダウ続落、250ドル安 景気減速懸念で銀行株に売り

(更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前週末比250ドル19セント(0.7%)安の3万4496ドル06セントで終えた。原油など商品相場の上昇を背景とした長期金利の先高観は根強く、午後に入り持ち高調整の売りが膨らんだ。今週に決算発表を控える大手金融に売りが出たことも相場全体の重荷となった。

11日の米原油市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物が約7年ぶりに1バレル82ドル台に乗せた。原油や素材関連銘柄に買いが先行し、ダウ平均は午前中に上げ幅を200ドル超に広げる場面があった。

買い一巡後は持ち高調整の売りが出た。クレジットカードのビザや映画・娯楽のウォルト・ディズニー、スポーツ用品のナイキなど消費関連銘柄に売りが強まり、ダウ平均も弱含んだ。

ゴールドマン・サックスは11日、2021年と22年通期の米経済成長率見通しをそれぞれ下方修正した。財政政策の効果が弱まることに加え、サービス分野を中心に従来予想ほど個人消費の伸びが見込めないことを理由にあげた。

米主要企業の四半期決算の発表が今週から始まる。インフレや新型コロナウイルスの感染拡大による供給網の混乱で、企業業績の悪化懸念が取り沙汰されやすい。今週に21年7~9月期の決算を発表するJPモルガン・チェースとゴールドマン・サックスの下げが目立った。半面、ホームセンターのホーム・デポや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などディフェンシブ株は上昇した。

11日の米国は為替と債券市場がコロンバス・デーの祝日で休場だった。株式市場では通常よりも市場参加者が少なかったとみられ、薄商いのなか値幅が出やすかったとの見方も聞かれた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前週末比93.337ポイント(0.6%)安の1万4486.200で終えた。動画配信のネットフリックスと半導体のエヌビディアが下落した。ネット通販のアマゾン・ドット・コムも下げた。長期金利の先高観から、ハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄への売り圧力が強まりやすかった。

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