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NYダウ反落、526ドル安 利上げ加速を警戒

(更新)

【NQNニューヨーク=川上純平】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前日比526ドル47セント(1.5%)安の3万5241ドル59セントで終えた。朝方発表の1月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想以上に上昇し、米連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派発言も伝わった。FRBが金融引き締めを急ぐとの見方から売りが膨らんだ。

金利上昇局面で売られやすい高PER(株価収益率)のハイテク株が下げた。ソフトウエアのマイクロソフトが3%安、スマートフォンのアップルや顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムは2%安で終えた。積極的な利上げが米経済を冷やすとの見方から景気敏感株も売られ、機械のハネウェル・インターナショナルや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)が下げた。

1月のCPIは前年同月比7.5%上昇と前月(7.0%)から伸びが拡大し、市場予想(7.2%)も上回った。幅広い品目で物価が上がっており、インフレの長期化観測が強まった。

インフレ加速を受け、米セントルイス連銀のブラード総裁は10日、米ブルームバーグ通信のインタビューで「7月前半までに合計1.0%の利上げを支持する」と述べた。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の利上げを念頭に置いているとみられ、1度に0.5%利上げすれば2000年5月以来、22年ぶりとなる。

米金利先物の値動きから市場が織り込む利上げ確率を算出する「フェドウオッチ」によると、FRBが3月に0.5%の利上げをする確率は90%を超えた。インフレ加速と利上げを織り込み、米長期金利は19年8月以来となる2.05%(前日終値は1.94%)に一時上昇した。

市場では「インフレのピークアウトを確認するまでは株には積極的な買いが入りにくい」(ジョーンズ・トレーディングのマイケル・オルーク氏)との声があった。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落した。前日比304.732ポイント(2.1%)安の1万4185.641で終えた。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)やエヌビディアなど半導体株の下げが目立った。電気自動車のテスラも売られた。

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