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NYダウ反落185ドル安 世界経済の回復鈍化を警戒

(更新)

【NQNニューヨーク=川内資子】4月30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比185ドル51セント(0.5%)安の3万3874ドル85セントで終えた。新興国での新型コロナウイルスの感染拡大や半導体不足などで世界経済の回復が遅れるとの警戒感から、売りが優勢となった。

インドやブラジルなど一部新興国でコロナが記録的に増えている。バイデン米政権は5月4日からインドから米国への入国を制限すると30日に伝わった。世界経済の正常化に時間がかかり、回復が遅れる可能性が改めて意識された。

30日発表の中国の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月比で2カ月ぶりに低下した。米企業の1~3月期決算では、半導体不足などの影響を指摘する企業が目立つ。供給網の混乱が製造業などの生産活動の抑制やコスト高につながり、収益を圧迫するとの警戒感も強まっている。

化学のダウやクレジットカードのビザ、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)など景気敏感株が売られた。インテルなど半導体株も安い。30日発表の1~3月期決算で売上高が市場予想ほど増えなかった石油のシェブロンは原油安も重荷となり、4%下げた。

欧州連合(EU)の欧州委員会が30日、音楽配信に関連してEU競争法(独占禁止法)違反の疑いがあると警告したと伝わったスマートフォンのアップルが下げた。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムやIT(情報技術)のIBMも売られた。

4月のダウ平均は月間で893ドル(2.7%)上げ、3カ月連続で上昇した。

ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は反落し、前日比119.865ポイント(0.9%)安の1万3962.681で終えた。検索サイトのグーグルの親会社アルファベットや交流サイトのフェイスブックが下げた。前日夕に市場予想を大きく上回る増収増益決算を発表したネット通販のアマゾン・ドット・コムは一時2%超上げ上場来高値を付けたが、引け前に小幅安に転じて終えた。

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