/

NYダウ続落66ドル安 量的緩和縮小への警戒続く

(更新)

【NQNニューヨーク=岩本貴子】19日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落した。前日比66ドル57セント(0.2%)安の3万4894ドル12セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)を前倒しし、景気を冷やしかねないとの警戒がくすぶった。景気敏感株への売りが目立った。もっとも、ハイテク株やディフェンシブ株は買いが優勢で、ダウ平均は上昇に転じる場面もあった。

前日発表した7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の参加者が年内のテーパリング開始を適切とみていることがわかった。金融政策が引き締め方向に動くことで、株式市場への資金流入の減少や、米景気への悪影響が懸念された。

ゴールドマン・サックスは18日夕に配布したリポートで、2021年7~9月期の米国の実質国内総生産(GDP)の伸び率を従来の9%から5.5%に引き下げた。新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染拡大を理由に挙げており、景気への投資家の警戒感を強めた。

景気敏感株が売られ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス、航空機のボーイング、建機のキャタピラーが安い。JPモルガン・チェースなど金融株も下げた。原油安を嫌気して石油のシェブロンが売られた。ダウ平均の下げ幅は朝方に一時270ドルに広がった。投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は21.67と、不安心理が高まった状態とされる20を上回って終えた。

ただ、ダウ平均は前日までの2日間に660ドルあまり下げており、売り一巡後は買いが優勢となり、小幅高に転じる場面もあった。ハイテク株の一角が買われ、ソフトウエアのマイクロソフトは2%高、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムは1%高で終えた。前日夕に好決算を発表したネットワーク機器のシスコシステムズは4%上昇した。

業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株も底堅く、ダウ平均を下支えした。医療保険のユナイテッドヘルス・グループは3%高、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)と製薬のメルクも高い。

ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発し、前日比15.875ポイント(0.1%)高の1万4541.789で終えた。21年5~7月期の売上高が市場予想を上回った半導体のエヌビディアが大幅高。動画配信サービスのネットフリックスも買われた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン