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NYダウ反発239ドル高 消費に伸び、景気回復に期待

(更新)

【NQNニューヨーク=岩本貴子】29日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比239ドル98セント(0.7%)高の3万4060ドル36セントで終えた。米バイデン政権の経済政策などを材料視し、景気敏感株の一角が買われた。

バイデン大統領は28日の施政方針演説で、インフラ投資計画や教育などを支援する「米国家族計画」の必要性を訴えた。大型の財政支出が米景気の回復を後押しすると改めて意識された。29日発表の週間の米新規失業保険申請件数は前週比1万3000件減の55万3000件だった。経済活動の再開で労働市場の改善が続いていると受け止められたことも投資家心理を上向けた。

米商務省が29日発表した2021年1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比年率換算で6.4%増えた。政府による現金給付が個人消費の伸びを加速させた。堅調な消費の伸びが米景気の回復を支えるとの見方を強めた。

長期金利の上昇を受け、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が上昇した。工業製品・事務用品のスリーエムや石油のシェブロンなど景気敏感株の一角も買われた。消費財関連も買われ、スポーツ用品のナイキやホームセンターのホームデポが高い。

デブラシオ・ニューヨーク市長は29日、米テレビ番組で7月に経済が完全に再開するとの考えを示した。外食やオフィス、劇場などが通常の定員に戻る見通しだ。2021年1~3月期の売上高が新型コロナウイルスのまん延前の水準に戻った外食のマクドナルドが上昇。飲料のコカ・コーラも買われた。

一方、ソフトウエアのマイクロソフトは小幅安。半導体不足が生産に影響する可能性があると決算説明会で示唆した建機のキャタピラーは下げた。1~3月期の売上高と1株利益が市場予想を下回った医薬のメルクも売られた。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。前日比31.515ポイント(0.2%)高の1万4082.546で終えた。1~3月期決算が市場予想を上回る大幅な増収増益だったフェイスブックが大幅高となった。検索サイトのグーグルの親会社アルファベットも堅調に推移した。

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