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中国コスコの21年12月期、純利益9倍で最高 運賃高騰で

【大連=渡辺伸】中国の国有海運最大手、中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)が事業を急拡大している。グループの中核上場会社、中遠海運控股が31日に発表した2021年12月期決算は純利益、売上高ともに過去最高だった。新型コロナウイルス禍で世界的に海上運賃が高騰するなか、運航する航路を増やしたことが奏功した。

純利益は前の期比9倍の892億元(約1兆7000億円)、売上高は95%増の3336億元だった。

セグメント別では、海運事業の売上高が98%増えた。運営する国際航路(21年末)は294で20年末から6%増加し、停泊する国・地域も105から139に拡大。全体の貨物輸送量は2%増加した。

港湾運営事業の売上高は13%増加。世界で投資する港湾は37カ所で、1カ所増えた。

22年の経営計画について、発表資料で「海運事業では新興市場などの輸送能力強化を続ける」と説明。「港湾事業では投資のチャンスを発掘する。東南アジアや中東、アフリカなどに注力する」とした。

コロナ禍で巣ごもり消費の拡大から世界的に輸送需要が急増したが、コンテナ船の不足などから海上運賃が高騰。日本海事センターによると、上海発・米ロサンゼルス向けの運賃(20フィートコンテナ1個あたり)は2月時点で21年同月比で2倍に、20年同月比で約6倍に上がった。

コスコ・グループは16年に中国海運1位と2位の国有企業が合併して誕生した。コンテナ船の輸送能力は20年末時点で世界3位。20年12月期の売上高はコスコ・グループ全体が3311億元で、中遠海運控股はうち約5割を占める。

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