/

中国・広州で移動制限 変異型感染拡大を警戒

(更新)
think!多様な観点からニュースを考える
PCR検査のため保健センターで列をつくる市民(31日午前、広州市)

【広州=比奈田悠佑】中国南部広東省の広州市政府は30日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込むため住民などの移動制限に踏み切ると発表した。31日午後10時(日本時間午後11時)から実施し、PCR検査の陰性証明がなければ公共交通機関で市外に出られないようにする。インド型の変異ウイルスとみられる感染者が20人以上確認されたことに対応する。

広州は常住人口1800万人超で、中国有数の大都市。長く新型コロナの感染を抑え込んでいたが、31日の発表では、5月下旬以降の累計で発症者23人、無症状感染者7人が確認された。感染者が出た複数の区では全域を対象としたPCR検査を実施し、すでに200万人以上を調べた。それ以外の地域でも人口密集地などで大規模検査を進めている。

広州の大規模PCR検査会場(30日)=ロイター

市内の空港、鉄道駅、バスターミナルを利用して市外に出る際は原則、72時間以内に発行されたPCR検査の陰性証明が必要となる。広州市政府によると、貨物車両については運転手向けの専用の検査拠点を複数設け、物流が滞らないように配慮するという。移動制限を終える時期は未定で、別途通知するとしている。

中国では新型コロナの流行初期、国内の移動制限や国際線フライトの厳格な制限などで感染拡大を防いできた。国産ワクチンの接種も推進しており、国内での接種回数は6億回を超えた。

ここ数カ月間、地方都市など局所的に感染例が出ることはあったが、広州のような大都市で発生するのは珍しい。広州は北京や上海に次ぐ経済・人口規模を持ち、自動車産業が集積するだけに、中国当局は感染の広がりに警戒感を強めている。今後、進出企業の活動などに影響が及ぶ可能性もある。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)
(0/300)
投稿内容をご確認ください
投稿チェック項目誤字脱字がないかご確認ください
投稿チェック項目トラブル防止のため、記事で紹介している企業や人物と個人的つながりや利害関係がある場合はその旨をお書き添えください
詳細は日経のコメントガイドラインをご参照ください

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン