江沢民氏死去 台湾が声明「民主制度や外交脅かした」
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【台北=龍元秀明】台湾で対中国政策を所管する大陸委員会は30日、中国の江沢民(ジアン・ズォーミン)元国家主席の死去を受け、「遺族に哀悼の意を表する」との声明を発表した。
中国が弾道ミサイルを発射して台湾を威嚇した、1995~96年の第3次台湾海峡危機にも言及し「江氏の任期中に(中国は)武力行使を続け、台湾の民主制度の発展や外交を脅かした」と評した。そのうえで「中国共産党が過去から学び、軍事的威嚇や武力行使の考えを捨て、台湾の人々を尊重するよう求める」とした。
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