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シンガポール巨大新港、年内に一部稼働へ

【シンガポール=中野貴司】シンガポール海事港湾庁(MPA)は30日、シンガポールの西端に建設中のトゥアス港の2つの停泊所が年末までに稼働する見通しだと発表した。トゥアス港は2040年代に完成した際のコンテナ取扱容量が年間6500万TEU(20フィートコンテナ換算)と、シンガポールの現在の港の取扱高(20年実績は3690万TEU)の1.8倍に達する巨大な港湾プロジェクトだ。今後も工事を計画通り進め、東南アジアの主要港としての地位を維持したい考えだ。

トゥアス港は15年に第1期の建設が始まった最新の港湾開発案件で、1337ヘクタールの用地の8割以上を埋め立てによって確保する。30日に第1期の埋め立てが完了し、MPAは第1期の21の停泊所のうち、2つが年末までに稼働すると明らかにした。政府は40年代までに、パシル・パンジャンなど既存のコンテナ港の機能をトゥアス港に集約する計画で、巨大港への集約で効率性も高まると説明している。

世界海運評議会の統計によると、シンガポールの20年のコンテナの取扱量は上海港に次いで世界2位。ただ、クラン港が12位、タンジュン・ペレパス港が19位に入るマレーシアなど周辺国との競争も激しくなっている。シンガポールは将来の需要増加にも対応できる港湾インフラを30年単位の長期計画で整備することで、競争力を維持する戦略だ。トゥアス港では人工知能(AI)を使って少人数による運営を可能にするほか、事故の予防にもつなげるという。

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