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中国蘇寧、董事長にアリババ系幹部が就任

蘇寧の業績は急速に悪化している(上海市の家電量販店の店舗)

【上海=松田直樹】中国の小売大手、蘇寧易購集団はアリババ集団傘下の大手スーパーの幹部が、同社の董事長(日本の会長にあたる)に就任すると30日までに発表した。蘇寧は業績悪化を受け、創業者の張近東氏が董事長を退任すると公表したばかり。アリババとの連携を強め、経営の立て直しを進める。

アリババ傘下のスーパー大手、サンアート・リテールの取締役を務める黄明端氏が董事長に就任する。蘇寧は今月12日に同社取締役の任峻氏が暫定の董事長に就任し、張氏が名誉董事長に就くと公表していた。

黄氏は今年5月までサンアートの最高経営責任者を務めていた。サンアートは「大潤発」などのブランドで中国に大型スーパーを約500店展開している。アリババのネット通販と連携し、新型コロナウイルス下でも業績は好調だ。蘇寧はサンアートのノウハウを投入し、不振が続く小売事業の立て直しを急ぐ。

創業者の張氏と関連企業は依然として蘇寧株を計21.74%握っており、実質的な筆頭株主だ。アリババは2016年に蘇寧に出資し、同社の株式を19.99%保有している。

蘇寧は家電量販店が祖業で、19年には仏大手スーパー、カルフールの中国事業を買収するなど拡大戦略を進めてきた。グループ内の傘下には東証2部上場の免税店大手、ラオックスや、イタリアの名門サッカークラブ、インテル・ミラノもある。

一方、急速な拡大で不採算店が増えていたところに新型コロナ禍が追い打ちとなり、20年ごろから業績が急速に悪化した。今月5日には張氏らが保有する蘇寧株を一部売却し、政府系のファンドが立ち上げた基金から約88億元(約1500億円)を調達していた。

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