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中国景況指数5カ月ぶり50割れ 3月、コロナ規制が重荷

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【北京=川手伊織】中国国家統計局が31日発表した2022年3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5と、前月より0.7ポイント低下した。5カ月ぶりに好不調の境目である50を下回った。新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う一部都市での事実上の都市封鎖(ロックダウン)やウクライナ情勢の緊迫化に伴う資源高で景況感が悪化した。

PMIは製造業3000社を対象に調べる。新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査する。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示す。

分野別にみると、生産は0.9ポイント下落し49.5となった。21年10月以来の50割れとなった。新規受注と従業員数もそれぞれ1.9ポイント、0.6ポイント悪化した。需要が伸びず、新規雇用に慎重な企業が増えている。

3月に限ってみると、指数の悪化は遡れる05年以降で初めてだ。例年は春節(旧正月)休暇がある1~2月より生産が上振れしやすい。夏秋の出荷に向けて3月から人員を増やす企業が多いことも指数を押し上げてきた。

22年3月の悪化は、新型コロナの市中感染が急速に広がったためだ。広東省深圳市などが事実上の都市封鎖に踏み切り、サプライチェーン(供給網)が混乱した。調査日は22~25日のため、28日に始まった上海市の封鎖の影響は含まない。ロシアのウクライナ侵攻に伴う資源高も企業心理を冷やしている。

同時に発表した3月の非製造業のビジネス活動指数は48.4だった。2月から3.2ポイント落ち込み、21年8月以来7カ月ぶりに50を割り込んだ。地方のインフラ投資で建設業は堅調だったが、新型コロナの移動制限で宿泊や飲食、娯楽などのサービス業が節目の50を下回った。

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