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ビンファースト、米国でEV新工場 2400億円投資

【ハノイ=大西智也】ベトナム複合企業最大手ビングループ傘下のビンファーストは29日、米南東部のノースカロライナ州に電気自動車(EV)を生産する新工場を建設すると発表した。投資額は最大20億ドル(約2400億円)で、2024年7月の稼働をめざす。同社が海外に自動車工場の生産拠点を設けるのは初めて。

新工場は電気バスを含むEV、EV用のバッテリーなどを生産する。敷地面積は約800ヘクタール。年内にも建設を開始する方針で、年産能力は約15万台としている。ビンファーストは21年12月にベトナムでEVの販売に乗り出し、今年1月からは欧米市場で受注を始めている。米国ではEVの新工場の建設を検討していた。

ビンファーストのレ・ティ・トゥ・トゥイ・グローバル最高経営責任者(CEO)は声明で「米国に工場を設けることで、サプライチェーンを管理し、納期の短縮や安定した価格での提供が可能になる」と述べた。

29日の発表によると、ビンファーストは追加投資についても検討している。バイデン米大統領は自身のツイッターで「(将来も含めた)40億ドルの投資は、7000人以上の雇用を生み出すことになる」と記した。

ビングループは19年にベトナムで初となる自社ブランドでの乗用車生産を同国北部で始めた。22年1月には年内でガソリン車の生産を中止し、EV生産に特化する方針を表明している。

ただ、ビンファーストのベトナム国内でのEVの販売状況は厳しい。2月のEV販売台数は53台で、販売を始めた21年12月からの合計でも200台弱にとどまる。同社は販売不振の原因を部品不足と説明しているが、量産化に課題があるとの指摘もある。EV事業を軌道に乗せるには時間がかかる可能性がある。

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