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1月の中国製造業景況感、3カ月ぶり悪化 中小が受注不足

【北京=川手伊織】中国国家統計局が30日発表した2022年1月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、前月より0.2ポイント下がった。好不調の境目である50は上回ったが、3カ月ぶりに下落した。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」が国内外でまん延した影響などで、中小零細企業の受注不足が深刻になっている。

PMIは製造業3000社を対象に調べる。新規受注や生産、従業員数など項目ごとに調査する。50を上回れば前月より拡大、下回れば縮小を示す。

項目ごとにみると、生産は50.9だった。0.5ポイント下がり、2カ月連続で低下した。新規受注は49.3と、0.4ポイント悪化した。昨年8月以来、節目の50を割り込んだままだ。国務院発展研究センターの張立群研究員によると、需要不足が最も突出した問題と答えた企業が37%以上を占めた。

なかでも中小零細企業の苦境が際立った。中小零細企業のPMIは前月より0.5ポイント低い46.0と、新型コロナが初めて中国経済を直撃した20年2月以来の低さとなった。大企業と中堅企業はいずれも節目の50を上回った。

中国メディアの財新と英調査会社IHSマークイットも30日、1月の製造業PMIを発表した。政府のPMIと比べて調査対象に民間企業が多く、中小企業の景況感を映しやすいとされる。1月は前月より1.8ポイント低い49.1となった。2カ月ぶりに50を下回り、民間企業の景況感悪化を映し出した。

国家統計局が同時に発表した1月の非製造業のビジネス活動指数は51.1と、昨年12月から1.6ポイント下がった。5カ月連続で50を超えたものの、運輸や宿泊などが50を割り込んだ。新型コロナ対応の移動制限で多くの地方政府が春節(旧正月)期間中の帰省や旅行の自粛を呼びかけた影響とみられる。

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