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ファーウェイ新旗艦スマホ、5G非対応 米規制が影響か

(更新)
ファーウェイは新しい旗艦スマホ「P50」を8月中旬から順次発売する(29日、ネット中継動画より)

【広州=川上尚志】中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)は29日、新しい旗艦スマホ「P50」を8月中旬から中国で順次発売すると発表した。高速通信規格「5G」には対応せず、一世代前の「4G」の技術を使う。米政府による規制で半導体の調達を厳しく制限されるなか、5Gに必要な部品の確保が難しい状況を反映しているとみられる。

ファーウェイは29日に新製品説明会をオンラインで開き、スマホなど消費者向け事業の余承東(リチャード・ユー)最高経営責任者(CEO)がP50について「5Gの技術を搭載しないが、4GとWi-Fi(ワイファイ)、人工知能(AI)の技術を通じて、よりよい通信性能を体験できる」と説明した。

米政府はファーウェイのサプライヤーに対し、4Gなど古い通信技術の部品については一部供給を認めているが、5Gの中核部品では大半で許可を出していない。ファーウェイは規制に備えて5Gに対応する半導体などの在庫を前倒しで確保してきたが、一部の中国メディアは21年末にも在庫がなくなる可能性があると報じており、今後は4Gスマホが中心となる可能性がある。

P50は「標準版」の価格が4488元(約7万6000円)からで9月に発売する予定。カメラの性能などを高めた「Pro版」は5988元からで、8月12日から順次発売する。中核部品である半導体セットは自社設計の「キリン」か、米クアルコムの「スナップドラゴン」を採用する。高性能のカメラを標準版で4個、Pro版で5個搭載し、夜景なども細部まで写し込むことが可能という。

基本ソフト(OS)は独自開発した「鴻蒙(ホンモン、英語名ハーモニー)」を採用する。発表会では同じOSを搭載するスマートスピーカーやテレビ、子供向けの学習用端末などの新製品も紹介し、スマホと連携して手軽に操作できるなどの特徴をアピールした。

調査会社のカナリスによると、ファーウェイのスマホ出荷台数は20年4~6月期に初めて世界首位になった。ただ米政府が規制を強化した20年9月以降は減速が鮮明で、20年10~12月期からは3四半期連続で5位圏外に転落している。

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