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テンセント、ウィーチャット外へのリンク制限を一部解除

【広州=比奈田悠佑】中国のインターネット大手、騰訊控股(テンセント)は29日、対話アプリ「微信(ウィーチャット)」から外部のウェブサービスに直接、アクセスすることを一部で認めると発表した。ウィーチャットはこれまで競合企業のアプリなどに対する排他性が強かった。ネット大手による市場の独占に警戒を強めている当局の方針に沿う。

ウィーチャット内の1対1のチャットで、外部リンクへ直接アクセスできるようにした。

従来、テンセントと競合する電子商取引(EC)アプリの商品紹介ページなどへは直接飛ぶリンク機能が使えず、文字の羅列をコピーしたり、貼り付けたりする手間がかかっていた。グループチャットでもECに関する直接の外部リンク機能を試行するとしている。

ウィーチャットは中国人を中心に12億人超の利用者を抱え、チャットのほか決済、ネット検索など様々な機能を備える。新型コロナウイルスの感染拡大の抑止でも役目を担い、中国の生活インフラともいえるアプリだ。

公共性が高いうえ、後発参入が難しいことから、ウィーチャットのリンク機能制限には競合企業などから批判があった。

テンセントは今回の措置に合わせ「規制当局の指導の下、各ネットプラットフォームとともに相互接続のソリューションを進める」と説明した。

中国当局は肥大化したネット企業による情報や市場の独占に警戒感を高めている。M&A(合併・買収)や情報の取り扱いについて締め付けを強めており、罰金などの処分を相次ぎ下している。

テンセントに限らず、系列内のネットサービスをあからさまに優遇し、競合を排除するといった戦略は修正せざるを得ない情勢になっている。

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