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韓国揺さぶる金与正氏 ミサイル開発を正当化

【ソウル=恩地洋介】北朝鮮はミサイル発射と並行し、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長が韓国に対して批判とけん制を繰り返している。核・ミサイル開発の正当化に加え、早期の対話再開を望む韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権と米国を仲たがいさせる思惑がありそうだ。

金与正氏は15日以降、3度にわたって談話を出している。15日には、北朝鮮が同日発射した弾道ミサイルを「挑発」と表現した文大統領にかみついた。韓国も潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験をしておきながら、北朝鮮だけを批判するのは「非論理的で愚昧な態度だ」と非難した。

24、25両日には、国連総会の演説で文氏が提案した朝鮮戦争の終戦宣言を評価しつつ、韓国に「悪質な敵視政策」と「不公平な二重基準」の撤回を迫った。実践すれば南北共同連絡事務所の再設置や南北首脳会談の論議もありえると水を向けた。

バイデン米政権は東アジアでは中国対応に集中している。このため、当面は成果が望みにくい対話よりも、兵器開発を優先するとの見方が強い。

韓国の文政権は金与正氏の談話を受け、8月に断絶したままの通信回線をまず復旧するよう北朝鮮側に求めた。任期満了まで残り7カ月となり、政権内には「良い成果につながるかもしれない」(大統領府高官)という期待もある。28日のミサイル発射を巡っては北朝鮮への批判を抑え「遺憾」を表明するにとどめた。

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