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インドネシア、行動制限を強化 コロナ感染が再拡大

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【ジャカルタ=地曳航也】インドネシアのジョコ大統領は1日、国内での新型コロナウイルスの感染再拡大を踏まえ、首都ジャカルタがあるジャワ島とリゾート地のバリ島の一部で、行動制限を強める方針を発表した。官庁や企業に完全な在宅勤務を義務付けるほか、商業施設は原則営業を停止し、飲食店は持ち帰りサービスのみ認める。

期間は3日から20日までとする。医療や治安、金融、IT(情報技術)など国民生活に密着する重要分野の従事者は出勤を容認する。食料品などを扱うスーパーの営業は午後8時までとする一方、ショッピングモールは閉鎖する。ジョコ氏は「コロナの拡大を食い止めるために断固たる措置を講じる必要がある」と訴えた。

同国では減少傾向にあった1日の新規感染が6月から明確に増加の方向に転じ始め、7月1日は2万4836人と過去最高を更新した。ジョコ氏は、1日の新規感染が1万人を超えて連日過去最高を更新していた1~2月も、経済への配慮から商業施設の営業を認めるなど緩やかな措置を続けてきたが、厳しい対応を取らざるを得なくなった。

政府は5月中旬のイスラム教の断食月(ラマダン)明けの大型連休で人の移動が増えたことと、インド型(デルタ株)の流入が重なり、感染急拡大を招いたと分析する。人口が集中する首都ジャカルタや第二都市スラバヤを抱えるジャワ島と、国内の観光客が戻りつつあるバリ島は、感染状況が特に悪化し、医療が逼迫している。

東南アジアで感染者と死者が最も多いインドネシアでは、1月からコロナワクチンの全国民向け接種が始まった。1回以上接種した人の割合は6月末で1割程度にとどまり、ワクチンの普及を上回る勢いで感染が広がっている。ジョコ氏は行動制限の強化と合わせて、接種ペースを伸ばし、早期に集団免疫を獲得したい方針だ。

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