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マレーシア、高速鉄道計画の再開提案 シンガポールに

【シンガポール=中野貴司】マレーシアのイスマイルサブリ首相は29日、訪問先のシンガポールでリー・シェンロン首相と会談し、両国を結ぶ高速鉄道の建設計画の再開を提案した。高速鉄道の建設は2013年に両国が正式に合意したが、18年のマレーシアの政権交代後に迷走し、21年1月に中止が決まっていた。シンガポールはマレーシアが再提案する計画を精査した上で、再開に応じるかどうかを決める。

会談後の共同記者会見で、リー氏がマレーシア側から再提案を受けたことを明らかにした。リー氏は「シンガポールは再提案を拒まない」と述べた上で、今後両国の運輸省が詳細を検討すると説明した。会見に同席したイスマイルサブリ氏は再提案について、言及しなかった。

高速鉄道計画はシンガポールとマレーシアの首都クアラルンプール間の約350キロメートルを90分で結ぶ構想だ。日本の企業連合も入札参加に関心を示していたが、18年の政権交代でマレーシア首相に就いた当時のマハティール氏が計画の見直しを主張し、20年5月末まで計画を凍結した。

その後、マハティール氏の後任のムヒディン氏がシンガポール側と再協議を進めたが、折り合えなかった。ムヒディン氏の後任として、8月に首相に就任したイスマイルサブリ氏は高速鉄道建設の経済効果は大きいとみて、再開を模索する方針に転じたとみられる。

リー氏とイスマイルサブリ氏は29日、新型コロナウイルスワクチンの接種完了者を対象にした陸路での隔離なし往来の再開にも立ち会った。リー氏は「新たな変異型、オミクロン型の懸念はあるものの、両国の目標はさらに国境を開いていくことだ」と述べ、オミクロン型の動向を注視しながら、往来人数の増加を検討していく考えを示した。

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