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中国石油3社、20年4~6割最終減益 資産売却で黒字確保

ペトロチャイナなどの2020年通期決算は減益だった(20年7月、江蘇省)=フィーチャーチャイナ・AP

【広州=比奈田悠佑】中国国有石油大手3社の上場子会社の2020年12月期決算がまとまった。各社の純利益は前の期比4~6割減少した。新型コロナウイルスの感染拡大で石油製品の需要が減退し、各社は石油や天然ガスのパイプライン売却や投資抑制などで黒字を確保したかっこうだ。

原油生産などが主力の中国石油天然気(ペトロチャイナ)は売上高が23%減の1兆9338億元(約32兆円)、純利益が58%減の190億元だった。ガソリンや天然ガスの販売が落ち込んだうえ、ほぼ全製品で単価が下落。パイプライン資産の売却益などで500億元超を計上し、黒字を保った。

25日に開いた業績発表会の席上で戴厚良・董事長は「石油と天然ガス業界は、極めて非日常的な困難を経験した」と述べた。

石油精製が主力の中国石油化工(シノペック)の純利益は42%減の330億元。パイプライン売却を含む投資収益が400億元超に上った。海洋油田の開発が中心の中国海洋石油(CNOOC)も純利益が59%減の249億元と大幅に落ち込んだ。

資源の探査や開発、生産設備に充てる項目では、20年はペトロチャイナが17%減、シノペックが8%減、CNOOCがほぼ横ばいだった。各社とも需要の先行きが見通せないなか、新規投資を絞り込んだ。

21年の投資計画では、判断が割れている。ペトロチャイナが20年比3%減の2390億元とする一方、シノペックは2割増の1672億元、CNOOCも1~2割増の900億~1000億元としている。

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