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サムスンの1~3月、スマホ営業益66%増 半導体不振補う

スマホの販売台数は前年同期比で4割増だった

【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子が29日発表した2021年1~3月期連結決算の部門別業績で、スマートフォン事業の営業利益は前年同期比66%増の4兆3900億ウォン(約4300億円)だった。旗艦モデルの販売が堅調だった。米国の工場停止などで不振だった半導体事業を補完し、サムスン全体の増収増益をけん引した。

全体の純利益は前年同期比46%増の7兆1400億ウォンだった。売上高は18%増の65兆3900億ウォン、営業利益は45%増の9兆3800億ウォンだった。

部門別では、スマホの売上高は12%増の29兆2100億ウォン。1月発売の旗艦モデル「ギャラクシーS21」が堅調で、出荷台数は約4割増の8100万台を記録した。ワイヤレスイヤホンなど利益率の高い付属品の販売も好調で収益を押し上げた。オンライン授業の普及などで同部門に含まれるタブレット端末も恩恵を受けた。

一方、半導体部門は米テキサス州の停電に伴う工場停止で打撃を受けた。主要メモリー製品のDRAMの市況回復によって売上高は8%増の19兆100億ウォンだったものの、工場停止の影響が大きく営業利益は16%減の3兆3700億ウォンだった。

テキサスの工場停止による仕掛かり品の被害額は3000億~4000億ウォン規模といい、稼働停止による機会損失がさらに収益を押し下げた。4~6月期中に同工場は正常化するとしている。

家電部門は在宅時間の長期化によって高価格モデルの販売が伸びた。売上高は26%増の12兆9900億ウォン、営業利益は2.5倍の1兆1200億ウォンだった。高価格帯の大型テレビのほか、デザイン性の優れた冷蔵庫や洗濯機などが好調だった。

4~6月期の業績見通しについては、メモリー市況の改善やテキサス工場の正常化によって半導体部門は回復を見込む。一方でスマホは新機種の販売効果が薄れることで販売減となるという。稼働停止したテキサス工場で生産してきたディスプレー駆動半導体が調達できず、スマホ向け有機ELパネルの販売は低迷するとの見通しを示した。

サムスンは7日に決算速報値として全体の売上高と営業利益のみを公表しており、29日に新たに純利益と各部門業績を発表した。

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