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サウジ皇太子、アラムコ株の追加放出を表明

 サウジアラビアのムハンマド皇太子=2019年12月、リヤド(ロイター=共同)

【ドバイ=岐部秀光】サウジアラビアの実力者ムハンマド皇太子は28日、2019年に国内市場で新規株式公開(IPO)を実施した国営石油会社サウジアラムコの株式を追加放出する方針を表明した。新型コロナ危機により消費国の脱炭素への動きが加速するなか、石油資産の現金化を急ぎ、石油に頼らない国づくりへの改革を加速する。

皇太子は28日まで開いた恒例の国際投資会議「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(FII)」に登場し「数年のうちに」政府保有株を追加で売却すると述べた。

売却収入は経済改革のエンジン役を担う政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)に入り、「国内や海外の市場に再投資してサウジ国民の利益につなげる」と指摘した。アラムコ株の追加放出の規模やどこの市場に公開するかについて皇太子は明らかにしなかった。

アラムコの株価は足元で公開価格を上回る。コロナ禍や消費国の石油離れで株価が大幅に下がった欧米石油会社とは対照的だ。政府系ファンドや王族による買い支えもあるとみられるが、石油産業の下流進出やアジアシフトを掲げるアラムコの中期的な「稼ぐ力」に対する市場の期待もある。

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