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独社、韓国出前アプリ2位を売却へ 1位買収で公取委要請

【ソウル=細川幸太郎】韓国出前アプリ2位の「ヨギヨ」を運営する独デリバリーヒーロー(DH)は28日、同1位の「配達の民族」を買収するためにヨギヨを売却すると発表した。韓国公正取引委員会が同日、競争環境を維持するためにヨギヨを手放すよう求めたことに対応する。DH社は1位企業買収のために2位企業を売却する異例の判断を迫られた。

DH社は19年に配達の民族を買収すると発表し、公取委が審査していた。配達の民族の国内シェアは50%を超え、ヨギヨは40%程度とされる。単純に合算すると韓国でのシェアは9割超と寡占状態となり、手数料の値上げにつながるとして、加盟飲食店などが反対していた。

公取委は「飲食店や消費者、配達員など多様な利害関係者において競争が制限される懸念が大きい」と指摘。料理宅配アプリの運営者はプラットフォーマーだとして「参入障壁が高く、買収が実現すれば競争環境の維持が難しい」と判断した。

公取委の発表を受けてDH社はただちに「規制当局の判断を受け入れる」とコメント。ヨギヨの売却手続きを進めて「21年第1四半期中に配達の民族の買収を完了する」とした。韓国ではネット通販大手などが出前アプリ事業に進出しており、これらの事業者への売却交渉を進めるとみられる。

配達の民族を運営するウーワ・ブラザーズは、韓国だけでなく台湾や東南アジアでも事業を展開している。デリバリーヒーローは欧州や中東・アフリカ、南米などで同業を買収して事業規模を拡大してきた。40億㌦(約4100億円)をかけるウーワの買収も東南アジア市場を攻略するための戦略的な買収案件だった。

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