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ベトナムで英国変異種か、コロナ84人感染 2カ月ぶり

ベトナムでは約2カ月ぶりに市中感染が確認された(28日、北部ハイズオン省)=国営ベトナム通信

【ハノイ=大西智也】ベトナム政府は28日、ベトナム北部で新型コロナウイルスの市中感染者を84人確認したと発表した。そのうちの73人は日本で発見された英国型の変異種の感染者との関わりがある。政府は地元の当局者に対し、感染者の出た地域の封鎖と関係者へのPCR検査を急ぐよう指示した。

ベトナムで市中感染が判明したのは約2カ月ぶり。ベトナムでは一党支配を続ける共産党が25日から2月2日まで5年に1度の党大会を首都のハノイ市で開いている。全土から約1600人の代表者が集まり、むこう5年間の指導部人事を協議している。

現地メディアによると、フック首相は「党大会が成功に終わることを保証する」と強調したうえで、感染者が出た地域の党幹部に対し、地元に戻り感染拡大防止に全力を挙げるよう求めた。

新規感染者のうち、73人は北部のハイズオン省で同じ会社に勤務する。17日に首都のハノイから関西空港に到着した後に、英国型変異種の感染が確認された30代ベトナム人女性との関係が指摘されている。政府当局はベトナム国内での感染者が英国型の変異種かどうか調査している。残りの11人の多くは国際線が到着するバンドン国際空港(北部のクアンニン省)で勤務していた。

ベトナムは厳しい防疫を続け、周辺国と比べてコロナを抑え込んできた。累計の感染者は約1600人にとどまる。12月初旬に南部の商業都市、ホーチミン市で市中感染者が見つかって以降、感染者ゼロが続いていた。

共産党大会では当局が予防的措置として、出席する代表者や外交団、報道陣などに対し2回にわたりコロナの検査を実施し、全員陰性を確認している。

ベトナムと同じ共産党による一党支配の中国では、党大会など重要会議の開催中は事件や事故の公表を控える傾向がある。世界で初めて新型コロナウイルスの感染が広がった中国湖北省・武漢市は昨年1月、省や市の重要会議の開催中は新規感染者ゼロと発表し、あとから情報の隠蔽を指摘された。

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