/

台湾大手UMC、半導体不足は「年末以降も続く」

世界的な半導体不足が続くなか、台湾大手のUMCも生産能力の増強を急ぐ=ロイター

【台北=中村裕】台湾半導体大手の聯華電子(UMC)が28日発表した2021年4~6月期決算は、純利益が前年同期比79%増の119億台湾㌦(約470億円)と大幅に増えた。売上高は15%増の509億台湾㌦と、四半期ベースで過去最高を記録した。世界的な半導体不足は「21年末以降も続く」とした。

経営トップの王石・総経理が、同日開いた電話会見で明らかにした。足元の状況については「(高速通信規格の)5G関連の需要が非常に強い。工場稼働率は100%を超え、(需給逼迫で)4~6月期の平均販売価格は、1~3月期に比べて約5%上昇した」と述べた。

今後についても王氏は「7~9月期も需要は依然として強い。半導体の平均販売価格は4~6月期に比べ、さらに6%上昇する」と語った。

同社は4月、世界的な半導体不足を受け、今後3年間で1500億台湾㌦(約5900億円)を投じる計画を発表した。2021年は前年比で2.3倍の23億米ドル(約2500億円)を投じる予定だ。

4~6月期の売上高を地域別にみると、中国などアジア向け(日本除く)が63%、北米向けが22%と続き、欧州が8%、日本が7%となった。

製品別では、スマートフォンなどの通信機器向けが47%を占め、一般家電向けが26%、パソコン向けが17%などとなっている。

特に、ディスプレーの駆動用や電源管理用の半導体に強みを持つ。全体のうち、回路線幅が22ナノおよび28ナノ(ナノは10億分の1)メートルの製品が20%、40ナノ品が18%、65ナノ品が19%を占めるなど、先端品ではない半導体が主力。だが、世界的な半導体不足は特にこのレベルの製品に多く、各メーカーが調達に苦労している。

UMCは、半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)に次ぐ台湾大手。世界では2位の韓国サムスン電子に次ぐ3位と大きな影響力を持つ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン