/

台湾メディアテック、5G好調で過去最高益 4~6月期

【台北=中村裕】半導体設計開発の台湾最大手である聯発科技(メディアテック)が27日発表した2021年4~6月期決算は、純利益が前年同期比3.8倍の275億台湾ドル(約1075億円)と大きく増えた。売上高も86%増の1256億台湾ドルで、純利益とともに四半期ベースで過去最高を記録した。高速通信規格「5G」対応のスマートフォン向けの需要が伸びている。

経営トップの蔡力行・最高経営責任者(CEO)は、オンラインで開いた記者会見で好調の理由について「スマホや5G関連の半導体需要が非常に強い。タブレット端末やWi-Fi(ワイファイ)向けの需要も旺盛だ」と述べた。「今年は世界で5億台の5Gスマホが出荷される見通しだ」とし、従来予測は変えなかった。

今後の業績見通しについて、蔡氏は「7~9月期の売上高は(4~6月期を上回る)1257億~1319億台湾ドルを見込み、前年同期比で29~36%の増加を予測する。通年では45%の増収見込みだ」と述べた。

メディアテックは特にスマホ向けの半導体開発に強みを持つ世界最大手。4G対応ではライバルの米クアルコムに差をつけられたが、5G対応で巻き返した。高価格帯から中低価格帯まで幅広い半導体製品の開発に成功し、OPPO(オッポ)や小米(シャオミ)といった中国勢からの受注が大きく伸びている。

今後の新製品についても「台湾積体電路製造(TSMC)の(最先端品である)4ナノ(ナノは10億分の1)メートル品を採用する」(蔡氏)と述べ、攻勢を強める考えを明らかにした。

香港の調査会社カウンターポイントによると、20年のスマホ向け半導体の世界シェアは、メディアテックが初めてクアルコムを抜いた。勢いは続き、1~3月期の市場シェアもメディアテックが35%なのに対し、クアルコムは29%だった。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン