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スペースX、年内に衛星ネット開始 フィリピンで

(更新)

【マニラ=志賀優一】米起業家イーロン・マスク氏率いるスペースXは27日、衛星通信を活用したインターネットサービス「スターリンク」をフィリピンで2022年内に始めると発表した。同国には離島が多く、遠隔地での通信手段確保のために活用されることを想定する。ほかの東南アジア各国でも早期に事業を拡大したい考えだ。

同社のレベッカ・ハンター・シニアマネジャーはマニラで開いた同日の記者会見で「我々には年末までにフィリピンで商用サービスを提供する計画がある」と明かした。東南アジアでスターリンクを展開するのは同社として初めてとなる。

5月末にフィリピン当局から事業認可を受けたばかりだが、欧米など約40カ国ですでに事業を展開している経験を生かし、サービス提供体制を迅速に構築できるとしている。同国は7000を超える島から構成される。十分な通信環境が整備されていない島や地方でも衛星ネットを使えば、低遅延かつ高速の通信が利用できるうえ、災害時の通信手段の確保にもつながる。

利用にあたっては、受信するための機器を599㌦(約8万2000円)で購入したうえで、1カ月あたりの利用料が99㌦になる。同国内の携帯通信料金に比べて高額だ。そのため情報通信技術省は、通信環境が十分整備されていない地域でスターリンクを共用して通信手段を確保できるよう、政府として支援することも検討しているという。

ほかの東南アジアでの事業展開については「可能な限り早く多くの国でサービスを提供できるよう準備を進めている」(ハンター氏)としている。

アイバン・ウイ情報通信技術相は、同国が外資規制を緩和したことをテコに「ハンター氏から、テスラなどマスク氏が手がける他の事業でもフィリピンに進出してもらえるようアドバイスをもらいたい」とさらなる事業誘致に意欲を示した。

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