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コロナ変異種拡大、再び往来制限 18カ国・地域で確認

英国で新型コロナの変異種の感染が広がる(26日、ロンドン)=ロイター

従来に比べ感染力が高いとされる新型コロナウイルスの「変異種」の感染が世界で拡大している。各国の報道によると、感染が確認されたのは英国のほか日本やカナダなど少なくとも18カ国・地域に及んだ。英国からの渡航を制限する国・地域は50を超える。新型コロナの累計感染者数は27日に世界で8000万人を超えた。感染拡大に歯止めがかからないなか、各国は再び厳しい入国制限に動き始めた。

新型コロナの変異種は欧州ではスペインやフランス、ドイツ、スウェーデンなど、アフリカでは南アフリカやナイジェリアでも確認された。シンガポールなどアジアにも広がっている。米紙ニューヨーク・タイムズや英紙ガーディアンなどが報じた。

それぞれの国や地域での感染者数はまだ少ないものの、報道によると感染が確認されたのは英国からの旅行者や帰国者だという。

変異種は英国と南アフリカで感染が拡大したことが報告された。重症化や死亡につながる証拠はないとされるものの、ジョンソン英首相は「古い型よりも最大70%感染力が高いとみられる」としている。英政府は23日、すでに見つかった変異種よりもさらに感染力が高い可能性がある新たな変異種も確認されたと発表。クリスマス休暇や年末年始に人の往来が増えることを見越して欧州では行動制限を実施しているが、変異種の感染が懸念される。

変異種の感染拡大を防ごうと50を超える国や地域が英国との間で渡航制限を講じているという。英スカイニュースやロイター通信などによると、欧州ではドイツが英国からの航空便乗り入れを禁止しているほか、スペインも同国の国籍を持つ人を除き英国からの入国を禁止している。

変異種の感染拡大で一時国境を閉じたフランスは、仏在住者や物流関係者を対象に、72時間以内にPCR検査を受けて陰性を確認することなどを条件に入国を再開した。ただ25日、英国から帰国した男性が変異種に感染したことが発覚した。

渡航制限は欧州以外にも広がる。カナダでは2021年1月6日まで英国からの旅客便を禁止しているほか、南アフリカからの渡航者への検疫を強化する。アジアでも日本は一部のビジネス往来は継続するものの、28日から全世界からの外国人の新規入国を停止する。

香港は中国本土を除く海外からの訪問者に対して、これまでより7日多い21日間の隔離措置を義務づける。香港はすでに英国からの航空便乗り入れを禁止していた。

感染が確認されていない国でも対策は進む。米国は英国からの渡航者に対して出発前72時間以内にPCR検査などを受けて陰性であると証明することを28日から義務づける。フィリピンも英国からの航空便の乗り入れ禁止期間を21年1月中旬まで延長すると明らかにした。変異種が確認された国や地域から入国する人に対しては隔離措置の強化を検討する。

ビジネスなど目的を限定して一部の入国の制限は緩和されてきたが、今後の変異種の感染動向によっては再び厳格な渡航制限が講じられる可能性もある。

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