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新型コロナ感染、世界8000万人超す 欧米で再拡大

クリスマス休暇や年末年始の感染拡大が懸念される(26日、米ニューヨーク)=ロイター

米ジョンズ・ホプキンス大のまとめによると27日、新型コロナウイルスの累計感染者数は世界で8000万人を超えた。欧米で再び感染者数が増加しており、米国が世界全体の2割超を占める。欧州では再び年末に外出制限をしく国が相次ぐ。感染力が強い「変異種」も報告され収束への道筋はまだ見通せない。

日本時間27日正午時点の累計感染者数は8031万7820人だった。世界で最も感染者数が多い米国は1900万人に迫るうえ、2番目に多いインドも1000万人を突破している。欧州各国でも感染者の再拡大により医療体制の逼迫が懸念される。12月に入り、世界の1日あたり感染者数は50万人以上となるケースが多く、73万人を超えた日もあった。米国や日本などで感染者が急増した7~8月を大きく上回るペースだ。

世界の累計感染者数が7000万人となった後、8000万人に達するまでにかかった期間は16日ほどだった。4000万人に達した10月中旬までは1000万人増えるのに30日以上かかっていたが、それ以降は15~20日で達しており、感染者の増加に拍車がかかっている。

特にクリスマス休暇や年末年始には人の往来が増え感染が急拡大することが懸念される。そのため再び厳しい行動制限を課す国が増えている。累計感染者数が200万人を超えるイタリアでは24日から年明けまでの大半の日で原則として外出を禁止している。ドイツは16日から2021年1月10日までほとんどの商店の営業を禁止する。

米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナのワクチンは世界各地で承認や接種が始まった。感染の抑制に期待がかかるものの、現時点では接種の対象は一部にとどまり全体に広がるにはまだ時間を要する。ワクチンは欧米や日本などが購入契約を進めてきた一方、新興国では十分に確保できないとの指摘もあり今後も課題は多い。

累計感染者数が220万人を超えた英国では、これまでに比べ感染力が強いとされる「変異種」の感染が報告された。欧州各国などで変異種の流入を警戒し、英国からの渡航者に対して相次ぎ移動制限を導入した。ただ南アフリカや日本などでも変異種の感染者が確認されているのが実情だ。日本政府が全世界からの外国人の新規入国を停止することを決めるなど、さらなる対応を迫られている。

累計死者数は175万人を超えた。死者は米州で多く、米国の33万人のほかブラジルは19万人、メキシコは12万人となっている。

中国の湖北省武漢市で最初に新型コロナウイルスの感染者が発症したとされる日から12月8日で1年が過ぎた。ただ世界はいまだに感染拡大の第2波、第3波のリスクにさらされている。感染拡大だけでなく経済への影響が長期化することも懸念される。

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