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アリババ、1~3月赤字3000億円 投資損失が拡大

【上海=松田直樹】中国ネット通販最大手のアリババ集団が26日に発表した2022年1~3月期決算は、最終損益が162億元(約3000億円)の赤字だった。投資先の企業価値の下落に伴い損失を計上したことが響き、赤字幅は前年同期の54億元から3倍に膨らんだ。政府のネット統制や新型コロナウイルス禍で本業のネット通販が減益となったことも重荷となった。

売上高は2040億元で前年同期に比べ9%増えた。営業損益は167億元の黒字(前年同期は76億元の赤字)に回復した。

投資先の上場企業の株価が下落したことなどで、367億元の投資損失を計上した。アリババが四半期ベースで最終赤字となるのは、独占禁止法違反で規制当局から巨額の罰金を科された21年1~3月期以来となる。

22年3月期通期の売上高は19%増の8530億元。通期の伸び率としては過去最低となった。純利益は59%減の619億元に落ち込んだ。

本業のネット通販を含む中国コマース事業の営業利益は324億元で10%減となった。政府のネット統制を受けてネット通販の稼ぐ力が衰えているほか、ライバルの追い上げもあり苦しい状況が続く。

感染拡大が止まらない新型コロナが事業に与える影響も深刻だ。3月中旬に吉林省長春市や広東省深圳市が事実上のロックダウン(都市封鎖)に追い込まれたほか、3月末からは大消費地の上海市でも都市封鎖が始まった。配達員が不足し、アリババのネット通販も商品を満足に配達できなかった。

現在も都市封鎖が続く上海市では依然として配達の遅延が続いている。同市は6月中に封鎖を解除する方針を公表しているが、物流の正常化にはなお時間がかかるとみられる。都市封鎖によりアリババの4~6月の業績はさらに落ち込む可能性が高そうだ。

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