/

中国拘束の豪州人、初公判 豪外相「証拠や説明ない」

北京の裁判所を訪れた豪州のフレッチャー駐中国大使(左端、27日)=AP

【シドニー=松本史、北京=羽田野主】スパイ行為を行ったとして中国で2019年に拘束された中国系オーストラリア人男性、ヤン・ヘンジュン(中国名・楊恒均)氏の初公判が27日、北京で開かれた。ペイン豪外相は同日、中国当局から「何の証拠も説明も示されていない」と不満を表明した。

ロイター通信によると、北京の裁判所を訪れた豪州のグラハム・フレッチャー駐中国大使は傍聴を拒否された。新型コロナウイルスへの対応と、国家の安全保障に関わる裁判のため、との説明を受けたという。

中国外務省の趙立堅副報道局長は27日の記者会見で「中国の法律によると、国家秘密に関わる事件は公開審理を行わず、誰も傍聴できない」と説明した。その上で「豪州が中国側の法律に基づいて事件を処理することを無理に妨害し、中国の司法主権に乱暴に干渉することに断固反対する」と述べた。

中国側はヤン氏の名前を「楊軍」としている。

ヤン氏は19年1月に中国で拘束され、同年8月にスパイ容疑で逮捕された。豪メディアによると同氏は中国の政府機関に勤務した後に豪国籍を取得し、インターネット上で政治論評を行っていた。今後の判決次第では、豪中関係がさらに悪化しかねない。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン