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夜明け前の「パクスなき世界」、識者インタビューで探る

古代ローマの人々は平和と秩序の女神を「Pax(パクス)」と呼びました。「パクス・アメリカーナ(米国による平和)」という米国の覇権が衰え、21世紀の世界は米中対立や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)など、これまでの価値観や秩序を揺さぶる激動が続いています。

コロナ禍で富の格差は一段と広がり、不満や恐怖が社会の分断は深まっています。それでも必ず日はまた昇ると信じ、夜明け前の暗闇のなかで私たち一人ひとりが進むべき道をもがきながら探る時代だと言ってもよいのではないでしょうか。

過去のすべてを否定するのではなく、環境の変化にどう適応していくか。資本主義のあり方や政策の常識を根本から問い直し、どう再定義していくか。連載「パクスなき世界」の第4部「夜明け前」を踏まえ、海外や日本の有識者とともに、ほのかに浮かぶ未来の輪郭を探ってみました。

「パクスなき世界」第4部 インタビュー一覧

民主主義再生、法の支配を砦に フランシス・フクヤマ氏(米スタンフォード大シニアフェロー)
グローバル化「5つのR」で再定義を ローランド・ベネディクター氏(伊ユーラック・リサーチ先端研究センター共同所長)
社会に共感される存在意義、問われる企業 秋池玲子氏(ボストン・コンサルティング・グループ日本共同代表)

「パクスなき世界」第4部 記事一覧

(1)世界裂く「K字」の傷 民主主義・資本主義の修復挑む

世界は転機にある。20世紀の繁栄の礎となった民主主義と資本主義という価値の両輪は深く傷つき、新型コロナウイルスの危機は超大国・米国の衰えに拍車…続きを読む
(2)コロナが迫る国際協調 反グローバリズムの限界

ブレグジットという保護主義がかえって自由貿易を要求する声を増幅させ、分断がさらなる分断を招く。米ソ冷戦の終結から30年たった世界で「国際協調疲れ」…続きを読む
(3)中国買い、通貨覇権揺らす 膨張続く「戦時財政」

カネ余りとSNSが「狂乱」を生む。コロナ禍で政府の借金は積み上がった。米政府債務は2020年に国内総生産(GDP)比で100%を超し、第2次大戦時に並ぶ…続きを読む
(4)高学歴は賃金2倍に 格差埋める教育アップデート

コロナ禍は各国で一般市民の教育への不安を増幅させた。米マサチューセッツ工科大の分析では、1963年からの54年間で大学院卒男性の実質賃金は約2倍となる一方…続きを読む
(5)破綻よそに高額報酬 資本主義、危機が問う進化

労働者に回る富は限られ、経済のダイナミズムが失われつつある。危機の度に企業のあり方は問われる。リーマン・ショックで金融機関幹部らの強欲さが批判された。コロナ禍は…続きを読む
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パクスなき世界

新型コロナウイルスの危機は世界の矛盾をあぶり出し、変化を加速した。古代ローマの平和と秩序の女神「パクス」は消え、価値観の再構築が問われている。「パクスなき世界」では、どんな明日をつくるかを考えていく。

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